martedì, settembre 14, 2004

素人考え

誰もみてないことを前提に
想像と勘を書くけど

今回の4人が拉致された事件が
特に不安なのは、
これが、なんとなく
無機質な犯行の感じがするから。

例えば、本当にこれが
イラク占領に対する反抗であるなら
他に方法が無い、叫びであるなら
もっと怒りが伝わってくるはず。
あまりにも、金属的で、淡々としている。
だから、居場所も手がかりも得られないんじゃないだろうか。
怒りに任せた、という強い感情が発するような熱気が無いもの。
なんとなく、
訓練されて機械になった存在の
”仕事”の感じがする。
本来なら9時5時でやりたいんじゃないかと思うくらい。
時間外手当が出ていそうです。
建物、という定位置からにもかかわらず
日の高い時間に拉致していくという事は
人の目を恐れる必要がなかったのかも。
計画を、途中で阻まれる事を考慮する必要が無かったのかも。
さらうのは誰か、も特定して計画された犯行であるらしい。
”若い人道支援をしている女性”という
センセーショナルになりそうな対象を選んだ所から
なんとなく、イスラム教らしくない
とても、商業文化っぽい印象も受けるんだけど
素人考えだけど。
その後、強調されたのも
NGOの撤退だった。
直後はそればかり目に付いた。
日本での報道も伝えたかったのはそれだけみたいなくらいだった。
その報道の根拠になったBunel氏の発言が
「脅かされていた」事によるものというのも気になる。
誰に。
戦争に、人道支援や報道は、きっと邪魔なんだ。
思うように戦争をできないから。証言がされては困るから。
正しくないという事が、明確に見えてしまうから。
つまり、この拉致は、どういう存在へのメリットになるのか?
戦争を思うがままに続けたいのは、誰か?
わかってるんだけどさー。なんとなく。

アルカイダというのは、本当にイスラム教に対して敬虔なんだろうか。
そりゃ、宗教というのは、それぞれいろんな面があって
残酷な事に繋がる事もあるけど
日本の昔でも人柱とか
キリスト教の魔女狩りとか
でも、アルカイダの残酷さは
なんかそういうのと違う。
訓練をつんで、感情を失った
それこそナチスや、他の軍隊の
家に帰れば人に戻るのに
仕事と割り切ってどんな命令もこなすそういう匂いがする。
それが、現地でカラシニコフかついで
いざ鎌倉ならぬ、いざいざで出て行く人々の
そういう感じと異なる印象を受ける。

こういう”テロリスト”を
”国”の武力で防衛するのは無理なんじゃないか?
というか、Casiniさんの言った
そういう意味で言ったんじゃないかもしれないけど
コインの裏と表。
裏は表と戦えるかな。

”予言者”ぶる人は、は10の想像の2つが当たると
予知というものがあると信じ込む。
私だ私。信じないようにしてるけど。危ない。
でもときーたま当たるんだもの。
どうか、この嫌な勘は当たらないで欲しい。
何にも心を動かさない存在に
自分の良心に正直であった人々が
拘束されているのでは
なくあってほしい。
情がある人なら、拉致されたような人達の場合、特に希望も大きい。
怒りの情が、ここまでするくらい強いなら
慈しみや、信念に対して動かされ得る可能性も高いはずだと思うから。
とにかく無事に帰してほしい。
人質の4人と、その友達や家族や、
今、解放を願っている全ての人の為だけじゃなく
人間を信じている人々の為に。
そんな宗教な筈ではないイスラム教を信じている人の為に。
彼らの存在と支援を必要としている
Baghdadの人々の為に。
それから、拉致した人の自分の為に。
命令に従って、何でもする人達には
自分に戻って欲しいと思うよ。ほんと。
これに限らず。