venerdì, agosto 06, 2004

約束

反日感情を、和らげるには、過去の悲惨な過ちは
もう、二度と繰り返されることではないと
わかってもらうことが必要だと、今テレビで言っていました。
そうだろうな、思います。
だけど、
日本がもう、二度と同じような罪は繰り返さない、ということは、
中国の人達に、例えば私なら私が伝える以前に私自身が、
その事を信じたいと思いながらあまり確固たる自信を持てないのですが。
憲法九条がその証であり誓いだったのに、
いまや、「このような理想は絵空事だ」と言いかねない人が、
ねぇ、多くありませんか?
今週の月曜日でも、おとといの衆院憲法調査会でも、
そんなようなニュアンスの暴言が
まかりとおっていたような気がしますが気のせいですか?

自国の生きている、原爆の証言者の方々でさえ、
いつまでも、何十年も被爆による後遺症を、
それと認めてさえもらえなかった。
口で、言葉で、音声で、訴えても。
そして、命を落とした方々の声なき声が、どんなに強く悲痛なものでも
冷淡に無視は、され続けた。
戦争の悲惨という、そのものを、
しかも、今現在(例えばイラクで)起きている事であっても、
直視することのない政府の治める国です。

ひとりでも多くの、原爆の証言者達に、
「地球上から、核兵器は無くなりました。」という言葉が、
間に合って届いて欲しいと思うのに
現実には胎内被爆や、その孫の代の方々にさえ、間に合うのでしょうか?
解決せずに、なぁなぁでうちゃらかした過去は
やはり繰り返されないとは、信じにくいです。

アメリカ人の60%が、原爆はしかたなかったと思っているのだそうです。
だから、イラク戦争であり朝鮮戦争でありベトナム戦争なんだろうな、
とやっぱり思います。
日本が戦時中にやった事も
もう二度と、繰り返されない仕組みに本当になっているんですか?
まず、私がそれを確認したいと、本当に、23年間くらいは、
そう思い続けているのですが思えないで居ます。
それをどうやって、中国やその他のアジアの人に、伝えられる・・

九条の会についてもうこうなったらたった一言
「九条の会というのがあります」というだけでいいから
テレビで流されないかな、と思う。
それだけで、インターネット検索がされるかもしれないし
そうじゃなくても、誰かに訊いて、
情報を得て賛同する人が出てくるかもしれないし。

憲法九条や憲法前文を、終戦の時の、人々の気持ちの言葉のまま
今の人達でもう一度抱えなおすしかないと思う。
もう一度、”これは恒久のもの”として。
過ちを繰り返さないという約束を示すには。