lunedì, settembre 06, 2004

機械化

普段見たこともね、スポーツ新聞をたまたまみたらば
今回の人質事件は、KGBの強化を促すきっかけとなったようだ
と書いてありました。
あれ、どこの新聞だろ。

でも、これで、今まで知ったことのつじつまがやっと合った気がします。
おくればせながら。頭の回転が遅いのよ。

要するにさ
チェチェンのロシア政権に対して抵抗しているグループを
残虐で話のわからないテロリストとして
印象付けたかった人々が
いるんじゃなかろうか。
武力でしか解決できないよ、と。
だから、国の安全の為には国の軍力を強くしないといけないよ、と。

いうこときかせたい、石油の掘れるチェチェン共和国を
テロリストの温床と印象付けて
チェチェン武装派抵抗グループを
話し合いのまったくできない、
ひたすらに冷酷非情な壊滅すべき存在とアピールしたい
そういう人々がいるんじゃないだろうか?

何が正しいか、どうすればよいのか
人間としてやっていいことだろうか、
というような道筋で、問題を考えるのではなく
しかたない、しょうがない、権力の維持のためには犠牲者も必要
という、考え方で動く人々が、事件に関わっているんじゃないだろうか?

KGBを強くせよという世論がほしかった人々が
いるんじゃなかろうか?

民族的な武装集団の、全ての人が
その事を知っているかどうかわからなくても(多分知らないんじゃなかろか)
率いる人が、どこかで行動の目的を変化させられてたかもしれない。
道具としての役割を果たす目的に。
武装集団に薬物か麻薬の中毒の人が混じっていたという証言が
あったという記事を読んだのですが
そういう中毒になると
お金のために、魂売りますよね。きっと。
わからないのは、敬虔なイスラム教な筈の人達が
麻薬なんかと、どうして関われたかというあたりですが。

最近、つくづく思うのです。
今、戦争と呼ばれているものは
今までの戦争と違って
計画された段取りのある虐殺なんじゃないかなって。
分断線は、国境の上や人種の上にひかれているのではなくて
統制するものとされるものの間にひかれてみたいだなって。
それだと、つじつまが合うんですよね。
国家間の協議が、理性的に行われている時代に
銃撃戦が命令されることが。

”テロとの戦い”ってのを、絶対正義と定義して
テロリストの居そうな所は、先に焦土にしてもいい。
該当者がいなければ、作ればいい。
都合の悪い存在を、テロにしつらえれば
支持も得られて、らくらくお掃除できちゃう。
っていう、話が合う人達
人種も宗教も国籍も主義も思想も老若男女も、
そういう垣根を飛び越えて
この一点で、強い絆を保った
ある意味、グローバルな人達が、いそうよね。

日本が、第二次世界大戦などでやった戦争犯罪に対する
補償を怠っていることや
イラクに爆弾を落としたり、虐殺や拷問などの残虐行為の
原動力たる経済支援を行っていることや
難民の支援をしないばかりか、
亡命者を虐げてきた方への協力は惜しんでいない事や
全てのことに関して、日本国民である以上、
私達は加害者だ、と思って、そう書いてきた。
そうだと、思うよ。
でも、正直、苦しすぎて、多少理不尽な気もしてきてた。
(実際の被害者の苦しみに比べれば・・って思うけど
そういうもんは、比べたからって苦しくなくなるわけじゃない。
私の苦しみは、その苦しみの分、私は苦しい。)
だって、私、今のような政権支持したこと一回も無いもん。
そういう政党に投票したことも一回もないし
(選挙権は放棄してません。海の向こうに居た初めの一回を除き)。
でも、わかった。
国籍枠で考えると加害者の一部だけど
同時に、被害者なんだと思う。
今、戦禍に巻き込まれている人達は
私達の、一部だ。
被害者は痛いって言わなくちゃいけない。
加害に参加させられて、なんの恨みもない人達に、自分達の一部に
苦痛を与える事を強制させられていることが、
嫌だって言わないとなんない。
刺された腕が痛いって、声帯が言わないと。

だぁ・・・・・(重圧すぎて凹んだ)

露武装集団、日増しに残虐化

ロシア政府対応を北朝鮮が支持

共和党、ジョージ・ブッシュ候補の支持率が、高くなったそうで。
なんか、この辺にも線がある気がする。
なんのメリットも無くても、
最悪の方向へ物事が進むのを
面白いって煽る人達って、わけわかんにゃあ。
騙されちゃうってだけでも無い気がする。
知らないってだけでもない気がする。
いくら強い方へ追従したって、
ひとりひとりは、強い側の人間じゃなくて
いつでも被害者になる可能性だけがあるのに。

武力や軍力を強化した場合
その銃口が向かうのは、大概私達普通の人に対してです。
”だれか”達の思惑通りになっちゃだめだと思います。
武装強化は、どの国にとっても
市民の為の解決にならないと思います。