domenica, ottobre 03, 2004

それでもましだけど

そりゃそうなんだろうとは思う。
もともとが、そんなに善意があふれていてまっとうなら
米国追随姿勢で派兵なんかもしていないわけだから。
なんにしろ、
解放されるまでは、主義主張を超えて、とにかくも
表に見える限り、国中が協力して、無事に解放をされることを
祈っていた事を、評価する。

ちょっと残念だけどねぇ。

それで、世論ってやつはどうなんだろう。
日本と同じで結局、踊るんだろうか?

だけど、思うんだけど
本当に、心から
イラクで、戦争の中で傷つき悲しんでいる子供達や
病人、老人を含めた市民の為に、尽くしてきた人達が
どうしてこう、どこでも、なにかっつうと揚げ足取られたり
批判されたりするんだろう。

運良く、とりあえず空爆や銃撃に怯える日々を送らないで住んでいる
そういう国のこの手の人達ってのは
戦地に今回の場合イラクという国に、たまたま生まれた子供達が、
この国の普通の市民達が
そんなに嫌いなの?なんで?何をされたって言うの?
そういう人達の為に働いてきた人達を
どうして、そう、非難できるんだろう。
この人達がいるから、イラクの人たちは、随分助かっていた筈なのに。
行かなかった方が良かったと思うわけなの?
イラクの人達が少しでも助かったら、それが、嫌なの?

なんだろねー。
軍隊を派遣する事には肯定的で、
それが、結果的には、この戦地となっている地域を戦地たらしめている
人々を苦しめている空爆や銃撃を助長しているのに、
それに対しては肯定的で、
で、
本当に、そこの人達が助かる活動をしていた人達が
拉致されて怖い目にあって、
やっと解放されて帰ってきて、うっかり、
爆弾落とすような政策に加担している政府に対して
要するに、根本的には、この事件の元凶に、手を貸している政府に対して
この一件の事件という点で考えればお世話になったにしても、
監禁されてて、情報が得られないから(得られるはずが無いだろ)
それを知らなかったが為にうっかり個人的にお礼を言い忘れた
(少なくとも、所属していた団体は、きっちり謝辞を公表している)
って事で、まるで、賄賂を受け取って私腹を肥やした政治家並みに
じゃーじゃーと非難されるのは、何故よ?
身代金なんて、いくらだったか知らないけど
どこの国でも軍事費よりずっと安いって。
テロリストの資金になったって、
世界中のテロリストが、どっから資金をどれだけ得ているか
そのうち考えてみたら良いと思う。
少なくとも、一回の身代金なんて額じゃない資金が
どこかの国の税金かなんかから、流れているんじゃないかと思うんだけど。
どーでしょー?
物事がなんだかよく見えない、明らかにされないのは、
Simonaさん達のせいじゃないでしょ?
なんだか、はっきりさせたくない方のせいでしょ?

しかし、自分の国の場合は、もっとひどかったのは
とにかくも明らかなので
ひとんとこに文句言う前に足元を見れといわれたら
ぐぅの音も出ない。誰も言ってないけど。

→10月4日、既に今日、嫌な火は消えつつあるように思う。
Un ponte perのサイトも、少なくとももう閲覧できる。
政府は身代金は払っていないと言い張っている。