sabato, marzo 12, 2005

銃撃は突然でした

Sgrenaさんの証言

検問所は見なかった。
運転手が
「ここから700メートルで飛行場ですよ」
と言った直後、着弾した。
右側にカーヴがあり右曲している車の
Nicolaが座っていた右側から集中射撃を受けた。
投光などは一切見なかった。
ただ、集中射撃の音だけを聞いた。
銃撃がひとつの銃によるものか、複数だったのかはわからない。
暗闇だったから。
衝撃は直に車に受けた。空中に向けた発砲は無かった。
職員が、「攻撃されている」と叫んだ。
そして、電話を探しているような気配を感じた。
が、電話はその後、外からなされた。
外に出て「私達はイタリア人だ」と叫んでいた。
一方Nicolaは、もう何も言わなかった。
2つの椅子の間に、できる限り下へ伏せようとしている私の方へ
彼は倒れ掛かっていた。
彼に私は救われた。

運転手は降車していた。
米兵が攻撃できるようには思われなかった。
私は車に残った。
周囲をライトが照らし
そのとき、道の右側の10数メートル先に
装甲車を見た。
これによって、奇襲だと思えた。あなた方はどう思うだろうか?
降車して電話している職員の声が、聞こえていた。
Romaにだと思った。電話をかけるのに
Bagdadへ、というより、Romaへの方を信頼するだろうと思えた。
「Nicolaは死にました。彼女の方は、離れていますが、目をあけています・・・」

Repubblica.it