lunedì, marzo 14, 2005

絶対

読むのが辛い
知る事が辛い事がある。

アブグレイブ刑務所で何が行われていた(いる?)か、
情報として提供されている。
許されてはいけない事が
現代、現在、起きている。

これは、止められない事なんだろうか?
これが許されてはいけない
止めさせなければいけない、と思う人は
この星に住む人の中の
本当にそんなに少数なんだろうか?
世界中の、良識を持つ人々が抗議しても
そこで苦しんでいる人の前から
気の狂った加虐者を引き離す事はできないんだろうか。
その根本原因、命令している人から
命令する能力、権力を剥奪する事は
できないんだろうか。
何が、正確にどの場所で起きたかわかっているのに。

うちは、結構寒い。
こういう寒い所で
寒い話を読むと
そういう事をできる人間というものの
相手の感覚を想像できない、麻痺した脳みそが
どれだけ病んでいるか、よくわかる。
字を読むだけで、ウンザリする事を
実際、やるのだから。

自分に寒いという感覚が無いわけじゃないだろうに。
自分が子供だった事が無いわけじゃないだろうに。
女性の家族を持たないわけじゃないだろうに。

ここまでに人間を壊さない為に
戦争をする前に、それを止めなければいけなかったのに。
日本の国も
ここまでに人を壊さない為には
どうしても、戦争ができる国になってはいけない筈なんだけど。

戦争の中じゃなくても
人間は壊れる事もあるだろうけれど
それは、必ずじゃない。
戦争の中では
必ず誰か壊れる。
だから、しちゃいけないんだって。
人間を壊す事がわかっているのに
それと引換えにしてまで、必要な理由など
絶対に何も無い。

数少ない、絶対、という言葉を使っていい事のひとつだと思う。


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