domenica, aprile 17, 2005

対処法

実際に被害を受けている個人の日本人や
商店店舗、企業施設などは、気の毒だと思う。
だけど、日本政府は本当に
首相が靖国神社参拝をあくまで強行し続けてきたことや
今年の教科書検定についてなど
直接のきっかけとなった事について
全く責任がないと思っているのだろうか。

日本で起きた事だったら日本政府はどうするだろう。
警備体制を充実させる以外に、何かするかな。
今まで
日本に在住している韓国や中国、朝鮮の方々に
一部の日本人が行った嫌がらせなどに対して
日本政府は謝罪や賠償をしてきたのかな。
チマチョゴリを切り裂かれた女学生に
日本政府は賠償をしたのかな。
戦後も、差別をされる事の多かっただろう
2世や3世の日本に居る日本以外のアジア国籍の人たちに対して
賠償と謝罪をした事があったのかな。

それでも、だからといって
その報いを、今アジア各国に滞在している
個人やお店がまとめて受けなければいけないという事は無いとは思う。
国と国のいさかいで、被害をこうむるのはいつも民間だ。
で、国の面子や建前なんかを守ったことで
民間が受ける恩恵なんてこれっぽっちもない。
日本政府は、この怒りを暴発させてしまった事に対して
ただ、抗議するだけで
自分達は何の対処もしないのだろうか。
ぶーぶー文句言うだけじゃなくて
あの人達の要求は、今のところ日本政府に対するものなのだから
それ、何か考えた方がいいのじゃないか?
自分達がそれだけ面子が大事なら
相手の面子というものも理解できるんじゃないのか?
どこか折れる事はできないのか?
相手の気持ちを逆なでするような事はやまほどしているのだから
そのうちいくつかについてだけだって
譲れるところを譲らないと
どんどん国民感情同士の関係が悪化していって
実際に何か得られるものがあるのか?その状態が楽しいのか?

ひとりひとりの個人が
個人間では、歴史の痛みも乗り越えて、くすぶるものを譲り合って
築いてきた結んできた関係を
またばっさり壊すわけじゃないでしょうねぇ。
国家権力って、本当に悲しい。
この、個人の努力を無にすることにかけての力だけは本当に強い。

うーらーみまぁすー。