mercoledì, maggio 25, 2005

まずは材料から

日本の国の総理大臣や閣僚の靖国参拝について報じられる時
いつも、羽織袴で神主の方と一緒に歩く首相の映像などしか映されないですけれども
境内の中の様子、併設されている施設に陳列されているもの
そこに書かれている文章なども、放送されるべきなのではないかな、と思います。
基本的に、この問題については
”靖国神社にA級戦犯も祀られている事”が重要視されますが
確かに、それも争点だろうとは思いますが
本当の問題の焦点は、この靖国神社に参拝するという事が
どのような意味を持つか、
どのような意味を持つと受け止められるのか
という所にあると思います。
であるならば、この宗教施設が、
過去の日本が行った戦争というものをどのように捉えていて
この歴史上の出来事に対してどのような姿勢でどのような立場で居るのかを、
政府の要職にある人の参拝に対して判断を下さなければいけない国民は
知る必要があると思います。
靖国神社は、それを正しいと信じて観覧施設を作り展示物を
並べているのでしょうから、公式に参拝される場所としての是非が問われているとき
それが放送される事を、拒否するのであれば、その理由が不思議です。
首相はじめ閣僚の方々も、この施設のあり方が正しくて
周辺各国から、これだけ止めてくれと求められているのに
この各国との友好関係を壊してまで、参拝を続けることを
貫く必要があると考えるくらいであるなら
それがどのような行動であるのかを明確な形で
一般に知らされることを、拒むならそれは不思議です。
もし、この神社の境内、併設施設の映像を放送される事を阻む動きがあるなら
そのような動きがあることが、知らされてもいいと思います。

日本国籍を持ち投票権を持つ人達が、
過去の歴史を学び、
靖国参拝の問題についても考える必要があるのも確かですが
それと同時に、その為の材料は、客観的に公平に提供される必要があり
なのに、今のところ提供は充分でないと思います。
今あるものは、これは、これ以上になく確かに、今あるでしょう。
展示品は、今、展示されてるでしょう。
万博の中だって、ディズニーランドの中だって
展覧会の中だって、デパートの中だって放送されるのだから
現在、アジアのお隣さんたちとの間で起きている問題の中に、
具体的な固有名詞として出てくる施設の内部が
放送されないのは不思議。

それともあれですか?
もしかして、退避勧告なんざ出ていて
報道関係者さんも、自己責任なぞ問われたかねいなら
金輪際入っちゃいけねぇって、お達しでも出てるんですかい?
ビザが下りないとか。