mercoledì, ottobre 12, 2005

飽き

「騙している」自覚があるのか、
「騙されて」本気で信じているのかよくわからないで居る。
自覚があってやっているような気も、確かに、する。
でも、普通の人の中に、テレビに騙される人が居るなら
テレビが伝えたような事を、誰かに示されると
テレビに騙されるのと同じ普通の、テレビの製作側の人間が騙される事も
あるのかもしれないと、考えようとしてきた。
かなり、無理があるんだが。無理なりに。
騙しているんでしょっ、と問い詰めるより
騙されているんだよね、と問われる方が
自らがやっている事の、実際の大きさに気がつくこともあるかもしれないと思って。
やっている事が何かをわかっていても
それが、どれだけの事かはわかっていないから
できてしまうという事も、ありうる。
ありうると思うだけで、実際にあるのかどうかは知らない。

いつまで、政府側の嘘を伝え続けるのかなぁ、と思って観ている。
郵政を民営化しても、借金は増えるばかりなんじゃないか。
国民の貯金が、外貨ファンドに喰われるだけで
アメリカが侵略する戦場にうまれてしまった人達を
攻撃する為の資金調達が円滑になるだけだ。
選挙の前の討論で、
「そんなただハゲタカに喰われるだけなんて馬鹿な事あるんですか?」と訊いていた時点で
番組側にも、独自で資料を調べて欲しかった。
預金者の貯金が”ハゲタカファンド”に、喰われるだけだったら、反対なら
預金者の貯金が”ハゲタカファンド”に、喰われるだけだから
反対して欲しかった。
郵便局の局員だって公務員ではあるけれど
今の時点で既に、その給与は税金からではなく、郵便局の中の出入の中で
支払われているそうだし。
郵政事業を民営化すると、その為に借金は増えると思う。
で、増えたら、削減が足りないとか改革が足りないとか
言い続けるんだろうな。
それでどんどん納められる税金は軍事と、アメリカ政府への貢物にだけ使われて
厚生や福祉は、自分たち個人でまかなってくれという
国民の為にあるのではない、
「小さな政府」にしたいわけだろうな。
「小さな政府」のもたらすものは、低所得層の国民の、大きな税負担と自己負担
少数の金持ちのより大きな所得、
そういうもんだという結論に至った。
結局、また、下手な、もしくは下手なフリをして
アメリカの企業がおいしい思いをする為には巧いやり方の投資ゲームに
コインのように、預金者の貯金が使われて
ゲームの中で、関与して旨みを得る一部分の層は、自分の立場は放さない
その為に何でもするだろう。ちょっとした目をひく為の茶番プロデュースとか。
結果が出た時は、「自己責任」の一言でかたづけられるだけだろう。
預けたのが悪い。選挙で投票したのが悪い。

戦争には反対の姿勢を示していても
郵政民営化に、あれだけ強力に賛成する事で
結局、自民党へ票が随分動いたと思うが
で、その結果は憲法の改変への道であり
社会的弱者への「未必の殺意」的政策であり
自衛隊の人々がイラクでただひたすら暑さに耐え続ける事であるわけだが
それは、自覚ありや?なしや?
ありだとしたら確かに巧い方法ではあるが。
戦争へのあからさまな翼賛をいち早く示すより
なんだかよくわからない郵政民営化に賛成する方が
色をつけられにくくはある。
つけられにくいけれども、
一部では、つけられたようだけども。

もし、ごまかしようのない形で「小さな政府」の結果が出た時は、
ピアノマン報道みたいに「騙された」、ってぷりぷりしてみせるのかな。
それで、視聴者は納得するのかな。

・・・するんだろうな。

借金のカウンターで視覚的なプレッシャーを煽るのも結構だが、
その視覚的な方法で
いったい、どのように考えれば
郵政事業を民営化すると借金が減るのかも
示してくれないかな。
それと、自衛隊の派遣が決まった時、その経費や
予算が決まった時、思いやり予算や軍事費、アメリカへの貸し金が
具体的にいくらなのか、
その借金カウンターをバックに、説明していただけないものかな。

メモ
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02040.HTML