sabato, agosto 14, 2004

英雄なんていらない

傍で生きて見ていなければ、
守りたい家族でも、守れはしないんですよ。
死んでしまったら
いくら、線香上げて偲んでも、
言葉は伝わらないし、
交感はできないんですよ。
泣いたって、
死んでしまった人にとっては、
意味はないんですよ。
一緒に過ごせれば、罵ることも笑いあうこともできるけれども。

兄弟なら心の中でくらいは、
なんとかして敵機になど体当たりせずに
どこかに逃げてほしいと祈れるようでありたいものです。
教え込まれるというのは、怖いことです。
今度、こんな事がまたまかりとおるような事があったら
強制されて逝く人は
泣き喚きながら、嫌だよおと嘆きながら、
掴めるものにしがみついて逆らいながら
行かされるのでないといけない。
遺す手紙には、怨みつらみを書き連ねなければいけない。
せめてそうさせてあげないといけない。

イラクに駐屯している
母国に家族を残している兵隊の人達も
家族の下へ帰ってしまうことが、
一番、多くの人の平穏に繋がるような気がするから
逃げてでも、家族の所へ帰って欲しい。