sabato, settembre 25, 2004

困惑

La Repubblica

アルジャジーラの”窓口”に、
イタリア人女性達の処刑ビデオを宣告する知らせが入った。
それは、午後遅くにだけ、供されるだろう。
この情報は、昼過ぎにイタリアからイラクにリバウンドした。

ここBaghdadでの、この情報の信憑性の確認作業は絶望的だ。
警察、政府、機密組織はまさに呆然としている。時機を伺っている。
夕方になれば、アラーの御心のままに、何かもっと知ることができるだろう。
とにかく、ウムクラ・モスクへ。Ulema議会の所在地は、とりあえずの拠り所に
ならざるを得なくなっている。彼等は、声明に次ぐ声明を、公示した。
スンニ派の教義、類似の事件での間接的な数多くの成功。
きっと、ここは何か知るに適した場所だ。きっと。

さぁ、ウムクラ礼拝所だ。高く青い尖塔、サダムが望んだ司教冠の形。
大きく荘厳で、武装した十数人の男達に警護されている。
信仰の場所である以上に、攻略しがたい威力の場所。
先日の2人の議会の導師の暗殺は、防犯の為の警護の強化に繋がった。
イラクの泥沼の中で、今や、アンタッチャブルな存在はない。

議会の広報 Mothana al Dhari師は、緊急記者会見で
2人のイタリア人ボランティア女性はまだ生きている可能性があるだろうと発言した。
Mothana師は、何か重視する情報を持っていたわけではなく、これは彼の希望
から出た言葉だった。 (えー、おいー)むしろ、作戦全体に対して疑いを持っていた。
方法も、様式も変則的だ。彼が云うには、ただのギャングの仕事だ。

議会における最も有力な人物の一人であるAbdul Salam al Kubaissi師は、
客観的には、同僚al Dhari師よりも楽観をしていない。
「装うのは、無意味だ。今回、私達は何の情報も得ていない。従って、私達は
この声明が、本物かどうか述べられる立場に無い。たとえ、私の全力をもって
この声明が悪気のある嘘から出たものにすぎない事を、願っていても。
彼女等を存じていたし、彼等の仕事を評価していた。
絶対に、彼女らが殺されたなどとは信じたくない。

しかし、誰が拉致をできたか、思い当たるような事はありませんか?

Ansar al Zahawiri(脅迫声明のひとつが名乗った組織名)は、私に
何も訴えかけてこない記号だ。la Jihad irachena(↑のもうかたっぽ)が
何も訴えかけてこないのと同様に。度々、新しいのを作り上げてくるので、
考えが入り混じってしまうけれど、私が信じるに、水面下では手はたったひとつだ。
外国の、イラクの運命について確固たるものを心に持たない外から来た者達だ。

それにしても、一体どのようなわけでイスラム教徒が、
女性を拉致し、殺害するとの脅迫が可能だったのでしょうか?

それこそが、真のイスラム教徒ではない点です。
西側のあなた達と違って、私達にとっては女性達は聖なる存在です。
この者たちは、コーランの精神を歪めてみせている、私達の宗教を
危険な流れの方に押しやっている、私達の信じている全てに対する敵です。

処刑のビデオが、特にごく若い人達の間の市場で飛ぶように出回っている
と、巷では思われているようですが?

本当ですか?その事については、何も知りません。調査しましょう。
そして、もし言われている事が本当なら、まず声明を出し、それから
断固として禁ずるfatwaを公示する為に、会議を招集する事を約束します。
誰であろうとも、このような卑劣な所まで堕ちた事を示すようなイメージを愉しむ様な者の所には
神の名において行動するという者達が訪れるだろう、と。

それでは、93%以上のイラク人が、拉致とその流れでの斬首を肯認するだろうという
al Jazeeraの世論調査については、どう思われますか

私は、質問が悪かったのだと確信します。
もし、人々に、拉致は、西側の人々が国を去るように仕向けると信じますか?と
尋ねたなら、大多数が、肯定するだろう事に、私は疑いを持ちません。
けれど、私は私の同国人が、私の人々が、無実の人の首を切ることは、
おぞましい事だと確かに認識できていると思いたい。


(24 settembre 2004) 訳するのに時間がかかった  9月26日 AM0:45