martedì, aprile 26, 2005

憲法24条

便宜上、面倒くさいから言葉として使っているけれど
正直な所、個人的には、人間を含めた生き物を
女性と男性、雄と雌のどちらかに分ける、という考え方が既に
本来の人間の知能水準から考えれば
少なくとも100年くらい、遅れている考え方だと思っている。
そんなに、すっぱり二種類に割り切れるものは
この世の中にはひとっつもない、と思っている。
この件に関しては
ベランダのローズマリーの花や、かたつむりの賛同も得ていますーなんつて。
だから「男はー」「女はー」っつってるのを聞いていると
あひゃひゃ あいやいやい(※)と思ってしまう。
特に、性同一障害、等なつもりも無いけれど
性別記入欄を見ると
しょうがないねぇ、と思って、とりあえず戸籍に合わせて書きながら
厳密に考えたら、どうかなぁ?と考えてしまう。
どっちか、というものでは無いような気がする。

一般に、女性、とカテゴリ分けされたものを○として
男性とカテゴリ分けされたものを、◆として分けますれば、ですね、
ここに1人の人が居ましたらば、
この人が生まれた際に戸籍に◆と記されましたらば
遺伝子の形骸的な組織形成を司る部分が、◆寄り。
でも、この人は、ピンク色が好き。
この部分では、世間一般的(かつあまりにも主観的)な定規に合わせれば
ピンク色を視覚が認識した際の、脳内における反応現象の起き方が○寄り。
どちらかというと、細かい作業が苦手なら、
世間一般的(かつあまりにも主観的)な定規に合わせれば
細かい作業に関しての点が、◆寄り、
料理は得意なら、料理に関する点が○寄り、
・・・・以下省略

で、要するに
グラデーションスケール、のようなもので、
一人一人にどうしても性別をつけるなら、
そのグラデーションの中に点在する一点なんじゃないの?
○要素の極端に強い、極端な○の角の端の人も居れば
◆要素の極端に強い、ラジカルな◆の角の端の人も居れば
その真ん中の、物理的には、○要素が強いのだけど、精神的には極端に◆要素が強い
等の状況で、自分の中でも、世間的にも
全く折り合いがつかないのでなんとかしてくれという
”性同一障害”と区別されちゃう人も居る。
でも、その辺にごろごろしている人でも、
どう見てもおじさんだけど、おばさんとか
なんだかおばさんぽい、おじさんとか、うじゃうじゃ居るじゃないですか。
その人たちは、みんなどこか中間点の、世間に生きていて
不自由は感じない程度に、○もしくは◆の要素が強いのだと思う。
赤と青だけ、黒と白だけが色じゃないでしょ。
紫も黄色も緑も水色も黄緑も群青色も、灰色も銀色もあるでしょ。

一人一人違うと思うんだよねぇ。

それをいきなり、男女を”区別”して”役割分担を”っつって、
なるほど、じゃあ、血液型でも分けるのかな。違いはありますけれど。
なんだったら、花粉症では無い人と
花粉症の人、とか、クラシック好きの人と演歌好きの人と(以下略)とか
全部、違いがあるものを憲法に明記しますか。
筋肉の強い人は、力作業に向いているだろうし
数字関係を考えるのが強い人は経理に向いていますから
それぞれの役割分担って事で、憲法に明記しますか。
筋肉は強いが、紫外線に極端に弱い人は屋内での力作業向きで
数字関係といっても、プログラミングが得意な人とか計測が得意な人とか
いろいろ居て、それもまたいろいろ違うのを全部明記しますか。

そんな憲法、まず永遠に書き終わらないよ。
日本人口一億数千万人一人一人、全員がそれぞれに違う。
生まれたら書き足して無くなったら削除して、誰がやるんだそんなこと。

家庭内の家事の分担を2人で決めたけれど
洗い物をしながら
「こういう細かい事は男の仕事じゃない」と思う人は
まず、そういう細かい仕事が、本人に向いていないのだと思う。
その辺の飲食店の厨房に行けば
そういう細かい仕事を超大量に見事にこなす
向いている”男”の人が、いくらでもみつかると思う。
赤ちゃんの世話が苦手な、お母さんもたくさん居ると思う。
子供に好かれて、やたら手際よく面倒をみれるお父さんも、たくさんいると思う。
それぞれの部分において個人の能力が◆的だったり○的だったりする。

教育だの、家庭を守るだのは、
向いているほうがやりゃいいんでないかい?
どっちも向いてなければ、かわりばんこにでもやるしかなかろ。

子供が小さいときに、家で子供と一緒に居るのは
子供が望む方がするのが良いと思う。
本当は、もっと働く人一人当たりの勤務時間が
もっと少なければ、少なくて生活が成り立てば
調節つければ、いつも、どっちかが子供と一緒の時間が取れると思う。


ここまで周囲の人の考えとかけ離れていると、
さすがに世間一般の人が同じ考えになるとは
思わないけれど、
今の憲法24条の条文は、とりあえず、巧い具合になっていると思う。
まだまだ、充分使えると思う。

その辺の人が、どうしても男か女かに区別したいなら
しとけば、と、思っとく。
だけど、それによって困る人が出てくるなら問題だわな。

※ (考え方はいろいろだからしかたないなぁ
と思いつつも、ちょっとわだかまるが
まぁとくにつつかなくてもいいか、めんどくさい、ってそれでいいのか
いいんじゃないか、いや、どうなんだ、ああもう、いいです、もうどうでも・・・)、