venerdì, dicembre 02, 2005

憶測

子供達が国会議員を選んだわけじゃないし
子供達が政府の人間を選んだわけじゃないし
子供達が弱い者を犠牲にする「きれい事ではない」世の中にしたわけじゃないし
子供達がぶさいくで気持ち悪い人間を嘲笑する風潮を作ったわけじゃないし
これからどうなるかわからなくても
子供は、まだ何もしてないじゃない。

こんな時代に生れる子供が、可哀そうだと思う。
10年くらい前と比較して
ここ2年位、
前よりもずっと
一人で外で遊べないようになった。
ように思う。気のせいか?
いつも、事件は起きてきたけど
ここんとこ、ほんと、かなり、変。


庭の無い住宅に住む子供が
ひとりでは家の周辺もふらふらできなくなったら
どうやって花や樹と出会うんだろう。
どうやって鳥や動物と出会うんだろう。
どうやって野良猫と顔見知りになるんだろう。
どうやってアリの巣を見つけるんだろう。
大人と一緒だったら
菫の花の下から、妖精は出てこない。
カタツムリが殻から出てくるまで
しゃがんで眺める時間
大人は付き合ってくれない。
だけど、四つ葉が多く見つかる、
自分だけの白詰草の一群れを持たないまま
子供の頃が終わっちゃうなんて
そんな気の毒な。


気持ち悪くて不細工で
同じ大人から相手にされない大人になるまでの間に
自分だって
踏まれれば潰れる子供の頃があった筈じゃないか。
たとえ、気持ち悪い子供だったにしても
自分は、大人から庇護されて
殺されないできたわけじゃないか。