domenica, marzo 05, 2006

頭の体操

其の壱 長期記憶(短期記憶の繰り返しにより固定化される脳

騙された人物が存在した時、
通常は、騙した人物も存在する。
(まだ、大丈夫そうだと思って食べたらだめだったとか、
木の葉かと思ったら木の葉蝶だった、という場合を除く)
騙された人物を
直接騙した人物に、相応の動機が見当たらない場合
誰かからの依頼というのが、その動機となる可能性がある。

偽造品を掴まされた人物が居る場合
大概は、偽造品を掴ませた人物が居る。
偽造品を掴ませた人物に、偽造品を掴ませる動機が無い場合
偽造品を掴ませる事を依頼されたという事が
動機になっている可能性がある。
偽造品をつかまされた人物は
つかまされている以上
つかまされている段階では
それを偽造品とは、気がついていない事が多いと思われる。
偽造品と気がつかない人物から
偽造品を見せられて
それが、偽造品であると
偽造品を掴まされた人物よりも早い時点で、確信できるのは
偽造品を掴ませた人物と
偽造品を掴ませた人物に
偽造品を掴ませる事を依頼する人物である可能性が高い。と、思われる。

それが偽造品であると確信している場合
それが偽造品で無かった場合のリスクをおそれる事は無いだろうと思われる。

何かをこっそり受け取ったかもしれないという
あらぬ疑いをかけられたのだとしたら
あらぬ疑いである事を確信できるのは
疑いをかけられた本人と
あらぬものを、あるように仕立てた存在なのではないかなと思う。

本人が、自信を持って、身に覚えが無い事を主張するのは分かる。
けどさ、
よく調べたら、本当でしたー、って事が、
政治に関わる人のニュースとして、やたら多い昨今
本人ではない人々が
無闇に大きいリスクを賭けて
平然と、ガセって決め付けられるものかなぁ。

偽造品を掴ませた直接の人物が
頼まれたら偽造品を掴ませる役を担うような人物、もしくは立場であった場合
誰に頼まれたのかを証言する可能性は
きっと、低い。
映画や小説の中では、結構高いかもしれないけれど。
それは、現実においての可能性の低さの裏返しによるものと思われる。

誰が、よりも、重要なのは、何の為に
という理由であると思われる。
自分達の思い通りに一つの方向に物事を進めたいが
自分達だけで強引に進めているようには見せたくない場合
結局は、自分と同じ方向を目指している存在と
まるで議論が戦っているかのようにしながら進められるとしたら
きっと都合が良い。
そういう存在は、必要とされる。
必要なものを、あまりひどく挫く必要は無い。

理由は、多分、別の事だよね。

ほいで、
実はこういった事は
その辺の普通の人々は
とっくに気がついているように思えるが
気のせいでしょうか?
さすがに、
日本の大人の人々も
こんな事に騙されるほど、では、無かったのではないか
と思えるのは、気のせいでしょうか?
騙せると思ったのは
せいぜい、伝える仕事の人くらいなんじゃないか?
愛想つかされたのは
政治じゃなくて
一部分かもしれないが
いけると思って騙す片棒を担ごうとした報道なんじゃないか?

それも、どうでもいいことです。

問題は
どうすればいいかなんです。
で、頭のゆるいワタクシに思いつく事のできる
一番、望みのありそうな方法は

次の選挙まで
こういう事を全部
きちんと覚えておきましょう。
って、事でしょ。
だって、今から岩国の住民にはなれないし
教育基本法を今国会中に議題にのせるってって、言ってたなぁ
憲法改変の為の国民投票法
共謀罪
防衛庁が防衛省に格上げになって云々
治安維持法
BSE
医療費
リサイクル法
消費税
なんだっけ、他。
年金とか?

数え上げるだけだって
既に無理来てますよ。
なだれのごとくですよ。
どこまで歩が進んじゃうんだろうって
もう、考えるだけでだめだーって思うから考えたくないくらいですよ。
考えちゃうけど。
こういうの、誰も知らないうちに進めたいんじゃないの?
オリンピックいまいち使えなかったし
なんか必要だったんじゃないの?
そういうの必要とするような人々に
政治預けちゃってるって、さぁ、氷も解ける時期ですね
薄氷の上歩くの怖いですね
あー、怖いですね

でもさー
このような事も、あのような事も、そのような事も
有権者の過半数何十パーセントとかの人々は
気前よく忘れちゃうんだよねー。


個人的には
いまいち取り上げられ方が小さかった
社民党の決断と間違いを認める潔さを覚えておきたいが
しかし、村山さんに痛い目にあったことが
これまた、忘れられない辺りで
一応、観察持続って事で。

なんて、呑気な気分でも無いのだけど。
あさがおじゃないし。

其の弐 皮算

うん十万人のニートさん達が就職して納税すれば
うん千万円だかうん億円だか税収が増えるから
消費税を上げるのも
年金が足りないのも
介護保険料をどうにかせなあかんのも
全部ニートのせい、
「そうですよねー、今は夢を持ってなんて言ってたって
年取ってどうするんだ、なんたらかんたら・・・」いう話が
ちょっと前頃、耳を掠めたような気がするんだが
なにか?
そのうん十万のニートが
もし働くべ、と働けるように変身したらば
即、そんなたくさん納税できるような就職が
できるような状況なのか?
だとしたら、今、就職活動をしていて
面接を繰り返して、
就職できない人々というのは
どのようにみなされているのか?
就職、そんなに引く手あまたなんですか?
そんなに職がありあまって売り手市場なら、
なんでリストラされて自殺する人が居るんですか?
「ニートとフリーター」シリーズに関しては
支援策だの援助策だの
税金の使い道にしてみるが
もともと働く意思はあったのに
職が無くて今や青テントに住んどりま
という方々については
そこまで積極的に、営業のお兄ちゃんに懇親会とか開かせたり
騒いでみないのは、どういうわけか。

饅頭怖い みたいだ。
就職先がどうしても見つからない方は
とりあえずニートと名乗ってみるのはいかがでしょう。
それで職を得られたら、詐称とかになるんでしょうか?
逮捕でしょうか。
らりほー。
法律が、一般的な共有される意識の上での善悪に沿わなくなったら
そういう中で育った人々の
根源的な罪であるところの犯罪に対する、
事前の罪の意識や呵責というものも薄れちゃやしないか?
それはまた別の話。